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BNPパリバ・アセットマネジメント(BNPP AM)は、マーケットに関する最新の見通しを提供する「マンスリー・マーケット・ビューポイント」を月次で発行しています。2025年7月号の主なポイントは以下の通りです。
- 地政学リスクによって世界経済の不確実性が高まる中、4月中旬以降の株式相場の力強い上昇を受けて、当社ポートフォリオにおける株式の保有比率を戦術的に引き下げました。株式保有に対しては慎重スタンスながらも依然としてオーバーウェイトとしており、先進国株式と新興国株式に均等に配分しています。
- 中東情勢の緊張感の高まりに加えて、米国との関税交渉の期限に関連してボラティリティが高まる場面では、株式のポジションを積み増す好機となる可能性があります。
- インフレと金融政策見通しが乖離しているため、米国債をショートポジションとする一方で、欧州国債をロングポジションとしています。債券のデュレーションは、グローバルで中立を維持しています。
- 金について、長期的な見方は引き続き強気です。新興国の中央銀行が定期的に金を購入していることを勘案すると、需給の不均衡によって金価格は今後も恩恵を受けると思われます。しかしながら、投資家が金価格に対して極端に楽観的になっていることから、戦術的に利益確定を行い、より中立なスタンスに近づけました。