インド株ウィークリーアップデート 9月19日号(バローダBNPパリバ・アセットマネジメント)

前週のインド株式市場は、インドと米国が貿易について協議を行うと報じられたことに加えて、世界的に株式市場が堅調に推移したことから、上昇が継続しました。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、利下げ観測が高まっていたことも上昇要因となりました。Nifty50指数は前週比で1.3%上昇し、3週連続のプラスです。規模別の指数を見ると、Nifty Midcap150指数とNifty Smallcap250指数は、幅広い銘柄に買いが広がり、それぞれ1.8%と2.4%上昇となりました。インド株のVIX(ボラティリティ指数)は2.1%下落しています。外国人投資家(FIIs)は、これまでの売り越し傾向から、前週は買い越しに転じました。国内投資家(DII)の買い越しも継続しています。通貨インドルピーは、対米ドルで88ルピー台と過去最安値圏で推移しています。商品市場では、原油価格が供給懸念などから上昇に転じたほか、米労働市場の減速や米ドル安を受けて金価格が記録的な高値水準となっています。

セクター別の指数を見ると、プラスで推移するセクターが多い中、Nifty防衛指数は、インド政府の政策支援や世界的な地政学的リスクの高まりなどを背景に8.0%の大幅な上昇となりました。他のセクターでは、Nifty公的金融機関指数(4.5%)、Nifty不動産指数(4.5%)、Nifty資本財指数(2.7%)、Niftyエネルギー指数(2.6%)などの上昇も目立ちました。Nifty非耐久消費財指数(1.2%)やNifty消費財指数(0.2%)は、他のセクターに比べて緩やかな上昇にとどまりました。

インドルピーは対米ドルで軟調な動きが続き、10年債利回りは小幅に上昇しました。

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環境・社会・ガバナンス(ESG)投資に関するリスク:ESGと持続可能性を統合する際、EU基準で共通または統一された定義やラベルがないため、ESG目標を設定する際に資産運用会社によって異なるアプローチが取られる場合があります。これはESGと持続可能性の基準を統合した投資戦略を比較することが困難であることを意味しており、同じ名称が用いられていても異なる測定方法に基づいている場合があるということです。保有銘柄のESGや持続可能性に関する評価において、資産運用会社は、外部のESG調査会社から提供されたデータソースを活用する場合があります。ESG投資は発展途上の分野であるため、こうしたデータソースは不完全、不正確、または利用できない場合があります。投資プロセスにおいて責任ある企業行動指針を適用することで、特定の発行体やセクターが除外される場合があります。その結果、当該指針を適用しない類似の投資戦略のパフォーマンスよりも良くなったり、悪くなったりする場合があります。